いちばん星のアピール

戦後60年がたちました。この長い年月の間、日本は戦争をしていません。一度も国家の名において人を殺していないのです。「憲法九条」が許さなかったのです。

一方において自衛隊があります。世界でも5本の指に入る軍事力を持っています。PKO法のもと世界中に派遣され「国際貢献」もしています。迎撃ミサイルの開発も進めている自衛隊、できないのは「戦争をしかけること」と核武装だけです。
 
今、憲法を変えて何をしようというのですか。
戦争ができる「普通の国」にしようということでしょうか。
「国際貢献」の名の下に血を流せというのでしょうか。 
「軍隊」に入る義務を国民に課そうというのでしょうか。
それとも核武装?

私たちは、憲法九条を変える必要があるとは思いません。むしろその存在はますます重要になってきています。

戦争・貧困・人権侵害・環境破壊は相互に関連し、世界に大きな問題をもたらし、地球の破滅をも予告しています。21世紀が人類にとって、最後の世紀になるのか、新しい歴史の転換点になるのか、究極の選択のときを迎えています。平和なくして人類は存続できません。今こそ日本は「平和憲法」を高く掲げて、国際社会でリーダーシップを発揮すべきではないでしょうか。

しかし「改憲」の叫びが国会でも多数を占めつつあります。今、私たち市民が声を上げなければ憲法九条は死んでしまう。その思いから私たちはここ豊中で、「九条の会・豊中いちばん星」を立ち上げることにしました。

 

2005年2月4日 結成